2018年10月04日

平成30年度10月のお便り

9月は連休が2週続きであったためか、子ども達の様子もなんとなく、のんびりとした雰囲気で過ごしているように見受けられます。そんな中21日には、年少、年中児達が朝からお月見団子を作ってくれて、年長児達にもご馳走をしてくれました。そうはいっても、もうすぐ運動会なので、幼稚園生活の中で、その気配を感じるのか、「何か大きな事がありそうだ。どうも幼稚園のみんなで何かをするようだ。」と、やっと気づき始めている子どももいれば、年長児などでは、9月早々から張り切って、頑張りたいと思っている子どももいるなど、「運動会」という行事一つとっても、子ども達一人ひとりの受け止め方は、様々です。また、とかく運動会では、大きな集団で、かたまりで動く行動が求められます。一人ひとりのその日の調子や気持ちの向き方で違いはあるものの、個の姿が際立ち、ご覧になる保護者にとっては、気になる事があるかもしれません。けれど、当日はどうぞ我が子の、ありのままの姿を通して、どんな風にひとつひとつの競技に向かい、この日を過ごしているのか、皆と一緒に楽しんでいるかな?恥ずかしいのかな?興味を持っている?そして何より、これまでの日々の生活を、どの様に過ごしてきたのか、を想像しながら、お子様の心の動きを見つめて、当日の姿を受け止めて頂けると良いのではないでしょうか。先日の学園講演会で柴田愛子先生もお話しされていたように、出来ても出来なくても、ありのままを認めてもらうことで、幼児期の子どもは、いつでも前を向くことが出来るのです。出来ないことばかりに目を向けず、前を向いて進もうとする力、自己肯定感が今だからこそ育つと良いですね。


園では、繰り返し楽しみながら、様々な身体の動きや発達に繋がるようなサーキットを用意したり、いつでも誰でもが取り組めるようにと、先生が付いて運動用具を出しておいたり、簡単なルールのあるゲームなどで勝敗を楽しむなど日々の生活の中で、子ども達自らが、身体を動かすことに楽しさを感じているようです。そして、もっとやりたい、上手になりたいといった意欲が持てるように工夫をしながら活動を進めていますが、その一方で、運動会一辺倒にならないように、じっくり遊び込める環境、しっかり考えることが楽しさに繋がる遊びを用意し、園生活に緩急をつけ、様々な子どもの個性と心の動きに、寄り添うことも忘れてはいけないと考えております。むしろ、この時期だからこそ、子どもの外に向かうエネルギーと内に積み上がるエネルギーのバランスが大切ではないでしょうか。外から力が加わり、やらされる運動会ではありません。一人ひとりの主体性が芽吹く瞬間を大切に、その子なりの成長が見られることを、保護者の皆様と共に喜び、子ども達にとって楽しい運動会にしたいと存じます。皆様の暖かい声援と拍手で、子ども達を包んであげたいと思いますので、ご協力の程を、宜しくお願い申し上げます。


 さて10月は秋の自然の中をしっかり歩き、楽しむ「ハイキング」や年長さんの育てた「さつま芋の収穫」、その上、今年は特別に、交流のある東京農大の農場見学(年長児)や厚木市農協さんからのお申し出で、生産農家の方と一緒に、ビオラの苗の植え付けなど、沢山のお楽しみが目白押しです。運動会と同じようにどの活動も、子ども達と考え合い、より意欲的に取り組むことが出来るようにしていきたいと考えております。そして2学期は、このように多様な体験が子どもの内面の成長を一層促してくれることでしょう。様々な「人・物・事」と出会い、自ら関わることで自分の内面との調和を図りながら、意欲的に生活する喜びや様々な人と関わることから得る社会性や仲間と対話しながら調整していく共同性など、幼稚園、認定こども園教育要領で求められている姿をより具体的な形にしていくためにも、保育の中に積極的に取り入れ、環境を整えていきたいと考えております。
posted by はやし太郎 at 11:39| Comment(0) | 園だよリ