2018年04月19日

平成30年度4月のおたより

 暖かい春を迎え、その感覚を感じる間もなく一気に初夏を思わせるような日々、そして、木々の芽も花々も慌てるように芽吹き、咲き誇り,季節の移り変わりが、なんとも慌ただしいような4月のスタートでした。けれど、幼稚園では,着々と新年度を迎える準備が進められ,先生達は新しい出会いを楽しみにしながら保育環境を整え、一人一人のお子様の受け入れのために入念な打ち合わせを重ねておりました。


やはり私達にとって4月は新鮮であり、また緊張感を伴いながらも気持ちが高揚する季節です。お子様のご入園、ご進級おめでとうございます。


 さて、今年は新幼稚園教育要領の実施に向けて、それを「自園の教育課程に反映させ,取り組むことが出来るか」が問われるスタートの年となりました。今回の改訂は、幼児教育で育みたい資質・能力を小学校以降大学教育までを通じて、一貫した成長へ繋げるというものです。特に幼児教育は,「生涯にわたる人格形成の基礎を培う」という重要な役割を担う訳ですが、ここで、私たちの学園の教育目標について改めて見てみると,そして具体的な保育内容においても、学園が取り組んでいる教育実践と新要領に多くの一致が見いだされているのです。


  緑ヶ丘学園教育目標 「心豊かにたくましく」

・豊かな感性に裏付けられ,健やかな心と体を持った子ども

・自分の力で考え行動できる,積極的で粘り強い子ども

・生き生きとした個性を持ち,仲間を大切にし、皆で力を合わせる喜びを知っている子ども


この学園の掲げる教育目標は,子どもの「自発的な活動としてのあそび」を通して育まれるものであり,その為にふさわしい教育環境を整えることが学園としての責務であると考えております。自発的にまた繰り返し体を動かしたくなるような遊具や環境、多様な素材との出会い、創造的な活動を促す教具や玩具の質、自然環境を生かした生き物との関わりや栽培活動、質の高い絵本やお話の世界との出会い、描画や創作劇、音楽的活動を含めた自発的な表現活動、自律を促す協同的な生活経験等々、入園パンフレットを改めてご覧頂き、幼稚園で育みたい子ども達の具体的な姿の記述も併せて、ご一読頂きたいと思います。以上少し堅い話になりましたが,これからもこのように月のお便りなどを通して、園の保育内容について私たちが考えていることや大切にしていることをお伝えしていきたいと思います。


さて、新入園の子ども達にとって幼稚園はどのような場所として受け止められるでしょうか。始めから躊躇ないお子様もいるかもしれませんが,大方の子ども達は緊張し不安を感じていることだと思います。赤の他人である知らない大人(先生)が、どんなに、にこやかに優しく接したとしても,信頼関係を築くまでに時間がかかるのは当然なことだと思います。誰でも『心を許せる,自分を託せる』というところまで心を開くのはなかなか難しいものではないでしょうか。けれど幼児期の子ども達は,好奇心の塊です。そこに、自分の興味関心の対象があれば心が動きます。それは保育室のおもちゃだったり、幼稚園の山羊やチャボ、草むらにいるダンゴムシや楽しそうに遊ぶ他の子ども達の姿だったりと、何が気になり、心が動かされるかはわかりません。けれど、それがきっかけで気持ちを切り替え、自分でやってみたくなるのです。この『やってみたい』という意欲のために先生達は保育環境を整え,一日も早く子ども達一人一人との信頼関係を築きながら、「幼稚園に行くのが楽しい」という思いを導き出したいのです。


また、進級児達にとっても新しい環境、仲間、担任の先生との出会いは多少の不安が伴うかもしれません。けれど、遊び方や環境に対しては経験もありますから,新しい生活になじむのに、さほど時間はかからないかもしれません。いずれにしても、どの子ども達にとっても幼稚園が「安心できる場所」になることは、それだけ生活もあそびも充実することにつながりますので、教職員は,先ずは一人一人のお子様と心が通い合えるように丁寧に関わりたいと考えております。また子ども達のみならず,保護者の皆様との信頼関係を築いていかなければならないとも考えております。


今年も気持ちを新たに、安心してお子様を託して頂ける園となり得るように、また園からもご家庭と園のより良い連携の持ち方を発信しながら、保護者の皆様と共に子ども達を健やかに育むために力を尽くしたく存じます。そして子ども達の心と心が響き合えるような園生活を創っていきたいと思いますので、どうぞ今年度もご協力、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

posted by はやし太郎 at 11:33| Comment(0) | 園だよリ
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