2018年07月21日

平成30年度7月のおたより

梅雨明け前の猛暑の中、園庭では元気な声が聞こえます。最近の砂場は水遊び場のようで、いつもその周辺は、雨後なのか遊びの後なのか分からないほど、水たまりとぬかるみが出来ています。裸足で保育室と砂場の間を行き来する子ども達は、そのぬかるみや水たまりが格好の遊び場になりますから、まさに泥んこになってぺたぺた、ぐちゃぐちゃと砂と土の感触を足裏や手のひらで、存分に楽しみ、満足げな様子です。子どもの「遊びの原点」を見るようで、幼稚園で大切にしたい風景の一つと捉えています。ただし保育者は、その風景を眺めているだけでなく、子ども達が思い切り遊びに没頭できるように、時間と環境を整えることは当然ですが、そこで起きている遊びの誕生の瞬間を捉え、その遊びが広がっていく様子、子どもがその遊びで繋がり、響き合う姿をしっかりと支えることが大切ではないかと考えております。夢中になって遊び込める経験は、幼児期にこそできるものではないでしょうか。砂や土、粘土や積み木など、可塑性(創っては壊れる、形が変わる)の伴う遊びだからこそ何度でも、いつまでもやり続けることが出来るのです。そこに面白さを見つけ、探求することの出来る子ども達に無限の可能性を感じるのは、私だけではないと思います。


南側にある「黒土の遊び場」に、年中児が中心になって、小さな田んぼを造りました。水を張り、泥んこになって田起しをするうちに、興味はあるものの泥の中に入れなかった子どもも、開放的な雰囲気に引き込まれ、楽しそうに声を上げ、いつの間にか泥んこになっていました。上手く育ってくれるか、分かりませんが、ささやかながら、お米作りが始まりました。


7月は、一学期の締めくくりということで、これまでの園生活で、子ども達一人ひとりの中に育ってきた仲間との関わりや園生活の仕方、自分を表現する力をより確かなものにしていきたいと思います。夕涼み会とお泊まり会という大きな行事がありますが、どちらの行事も、子ども達一人ひとりが主体的に関わりながら、先生と一緒に作り上げていきたいと考えています。

夕涼み会は、いつもと全く違う「夕闇の幼稚園」、という状況のなかで子ども達には自分の想像力を大いに働かせてもらい、仲間達と一緒に経験する特別な出来事を楽しみたいと考えております。ファンタジーの世界の中で遊ぶ経験と言えるのではないでしょうか。また、満3歳児のぴんく組は、「ちいさなおうち」のお友達との交流をしたいと考えております。「ちいさなおうち」に招いてもらい夏ならではの楽しい時間を過ごしますが、そこには緑ヶ丘幼稚園の満3歳児、チューリップ組もやって来ますので、3クラスの子ども達の出会いが、より楽しい雰囲気をつくってくれるのではないでしょうか。年少、中の先生達も打ち合わせや準備に余念がありません。楽しみにしていて下さい。


さて、お泊まり会は、説明会でもお伝えしましたように、年長児達が緑豊かな自然のなかで、「何でも自分ですること、仲間と助け合うこと、そして先生や仲間達とたっぷり関わること」をじっくり経験することで、一回り大きく成長することと思います。園では子ども達の気持ちが、お泊まりに対して、前向きになるように丁寧に関わりながら準備を進めていきたいと考えています。そして夏休みに入ると、子ども達は、それぞれのご家庭での生活に戻りますが、少しのんびりとした時間の流れのなかで過ごすことと思います。子ども達にとって、夏休みは節目でもありますので、楽しく思いで深いお休みを、ご家族で過ごして頂きたいと思います。何か簡単なお手伝いや、プランターなどで野菜や花を栽培するなど、お家の方と一緒に出来ることをしてみるのもよいかもしれません。子どもにとっても、自分のやることがあると生活にリズムが出来ると思います。また、普段行けないところへお出掛けをされることもあると思いますが、身近な自然や生活のなかに、お子様と一緒に楽しみを見つけるチャンスもありますし、このお休みの間に改めて「我が子のよいところ」をたくさん発見して頂きたいと思います。


 この1学期、若葉会のバザーを始め、七夕会と役員の皆様や、父親会議、サークル活動の皆様には大変お世話になり、有り難うございました。園生活の子ども達がそうであるように、保護者の皆様もこの間に、多くの方々との触れ合いがあったことと思います。人と関わることは大変で、苦労がつきものです。けれど一歩踏み出すことで、人間関係に大きな広がりや強い繋がりが出来ることと思います。子育ての為にも人と人とのネットワークを作られると、その中で子ども達は育ち合い、社会性が育まれます。幼稚園では、皆様の園生活をきっかけにした、子育て仲間との良い出会いを応援したいと思います。そして、2学期もよろしくお願い申し上げます。
posted by はやし太郎 at 12:27| Comment(0) | 園だよリ
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