2020年04月13日

令和2年4月のおたより

ご入園、ご進級おめでとうございます


今年は早くから、桜の便りが届き、春の訪れが早いのかと思っておりましたが、寒気が戻り、色とりどりの花々と新緑が目に優しい風景を作ってくれました。


例年でしたら、暖かい春の訪れに浮かれた気持ちになるのですが、今世界を揺るがす大きな不安に直面している私達は、この社会から笑顔を失いそうな気配を感じます。


今、私達の国の状況は厳しく、決して予断は許しませんし、困窮する社会情勢になる事も容易に想像ができます。

そして、世界の国々の中には、私達の想像をはるかに超える程、本当に困り果てている人々が大勢いることも忘れてはいけないと思いました。

同時にこんな時だからこそ将来を見据えて、世界中の人々が安心して暮らすことが出来る未来を創造する力を持った人の育成と言う視点から、目の前の子ども達の成長を支えていかなければならないと心から思うのです。

そして、世界中の子ども達の笑顔を絶やさない安心安全な社会を作っていくことが、大人達の果たすべき責任として明確になったのではないでしょうか。


もうしばらく、このウイルスを克服するために、「辛抱する力」が試されると思います。

園としてもやむなく休園を致しますが、皆さんで、力を合わせてこの事態を乗り切っていきましょう!



 さて、新年度を控え、教職員達は、進級や新しく迎えるお子様達に思いを馳せながら、着々と準備を進めて参りました。

 子ども達が幼稚園に一歩足を踏み入れた時から、ここが安心して自分らしく過ごせる場所となる様に、遊びの環境や落ち着いて過ごせるコーナーなども整えて参りました。

 また幼稚園全体の安全点検も済ませ、新年度の研修では、幼児教育に携わるものとしての心構えを改めて確認したところでした。


 子どもの前に立つ保育者として、常に穏やかで、丁寧な関わりが出来るように心掛け、一日でも早くお子様一人ひとりとの信頼関係を築けるように力を尽くして参ります。

物事は始めが肝心ですが、どのお子様にとっても、初めての環境に戸惑い不安を感じながらのスタートだと思います。

 特に長いお休みが続き、周りの社会状況の変化に敏感になっていることも考えられますので、私達は例年とは違う子ども達の様相であることを想像しながら、子ども達が少しずつ園生活のペースに馴染み、幼稚園が楽しみになる様に、教職員一同で子ども達を迎え、支えていきたいと考えております。


 園生活が始まると、それまでの各ご家庭のペースではなく、幼稚園生活を中心に一日の流れを整えて頂くようになるかと思います。

子どもにとって、健やかな成長のためには、質の良い睡眠と栄養バランスの取れた朝食が重要です。

 そうすることで幼稚園生活が安定し、子ども達一人ひとりのパワーの源である好奇心が芽吹き、伸び伸びとありのままの自分を出せるようになると思います。

 園の教育の基本である「子ども主体の遊びを保育の中心に据える」ということは、「子ども自らが見つける、やってみる、試行錯誤する、対話する」を繰り返すことですが、その過程で子ども達は育ち合い、学び合い、確実に伸びるのです。



私達は、園生活を通して保護者の皆様と心を通わせながら、信頼関係を築かせて頂きたいと考えております。

その為にも、皆様には私たちの保育を少しでもご理解頂けるように、更なる努力をしていきたいと考えております。


そして幼稚園がお子様の健やかな成長を共に願い、支え合う存在であるということ、また私たち教職員一同がしっかりとしたチームワークで、日々の保育を充実させていこうと考えておりますことも、ここでお伝えしたいと存じます。



もし、お子様のことで何かご心配がお有りでしたら、どんな些細なことでも担任にお声かけ頂きたいと存じます。


また幼稚園のことで確認や相談したいことも遠慮なくお声かけ下さい。今年度も若葉会の活動を始めとして、保護者の皆様には様々なご協力を賜ることと思います。


お子様を中心に据えて、保護者の皆様と幼稚園が手を携え、力を合わせお子様の成長を見守り育てることが出来るように、園との相互連携がとれますように宜しくお願い申し上げます。


例年通りの教育活動が阻まれることになり、心苦しい限りですが、子ども本来の特性を考えると、今はなるべく接触を最小限にとどめることが必要だと考えております。


保護者の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ、新年度のご挨拶とさせて頂きます。


この月のおたよりでは、園の保育に対する考えや各学年のその月の保育のねらいをお伝えしております。


行事活動のお知らせもよくお読み頂き、はやし幼稚園の保育へのご理解を深めて頂けると幸いです。

posted by はやし太郎 at 11:53| Comment(0) | 園だよリ

2020年03月02日

令和2年 3月のおたより

今年度は、平成31年に始まり、51日からは、令和元年度へ、そして新年は令和2年を迎えるというなんとも忙しく複雑な1年であったような気がします。

行政の書類などを整えるにも何かと気を遣いましたが、長い歴史を有する日本の伝統文化を子ども達に伝えるためには、大切な一年だったのかも知れません。



その年度も3月を以て締めくくるわけですが、ここに来て、世界中を不安で覆うように新型コロナウィルスの感染者が増え続けているニュースを耳にします。

今まであまり経験のない事態に瀕し、私達はどのように対応していかなければならないのでしょうか。

少しでも早く正確な情報を得ることと日常生活の中での、衛生管理の仕方や健康を支える生活習慣などを、見直さなければならないときに来ているのかも知れません。

また、政府の諮問した専門家会議によれば、ここ12週間が感染拡大を防ぐために出来るだけの対応をしなければならない時にきている、との発表がありました。

そこで、保護者の皆様にご協力をお願いしたい事がございます。

お子様の登園に際し、毎朝体温を測って頂き、万が一平熱よりも高い場合は念のため、お休みをして頂きたいのです。

また同居のご家族全員の体温測定もお願いし、万全を期して対応のご協力をお願い申し上げます。

園では、子ども達だけでなく教職員の体温測定、子ども達と共に咳エチケットの徹底、手洗いうがいの励行、また、自園で生成している次亜塩素酸水の消毒スプレーを全職員が常に携帯し、子どもが触れる場所や手や指の消毒のために活用するなど、子ども達の安全を第一に対応して参ります。ご家庭でも咳エチケット、手洗いうがいの仕方などを、お子様に繰り返し伝えるなど、心掛けて頂きたいと思います。



さて、少し前のお話になるのですが、久しぶりに会った友人と都内のホテルでランチをしたときのことです。

お隣の席に小学生の兄弟がご両親と食事をしていました。

そのご家族の様子を見て、とても奇妙な空気を感じました。とても静かだったのですが、それもそのはず、ご両親は、それぞれスマホを見ていました。お兄ちゃんは、タブレット、弟はゲーム機に夢中、家族全員が、ほとんど会話もないまま食事をしていました。

ビュッフェでしたので、料理を取りに行くのもバラバラ、食べている物もそれぞれ違うので、何のために家族でここに居るのかと思わせる、とてもひんやりとした不思議な光景でした。

最後までご両親はお子さん達が何を食しているのか、美味しそうに食べているのか、まずそうなのかさえ関心がないようでした。


大人の都合で、子どもを静かにさせたい時などにゲームをやらせたり、テレビを見せたりすることは有るかもしれません。

けれどそれが常態化してしまうと、大人が気付かないうちに、大切な力を子どもから奪ってしまうのではないでしょうか。

何より家族の団らんには、会話が欠かせません。

暖かい気遣いや楽しい会話を介して家族の絆が出来ていくのではないでしょうか。


先日、小中学校の先生から、最近の子ども達のコミュニケーション能力の問題を伺いました。

自分の気持ちを納められない、衝動的な行動、相手の考えや気持ちを理解できない。そんな姿がとても多くなっているとのことでした。

これらは自分の気持ちを自分の言葉で表現できないことの表れではないか、とも言われていました。

しかし私は、その根源には、その子ども達が、自分の思いや気持ちをどれだけ受け止めてもらってきたか、ということが重要だと思うのです。

自分の発した様々な思い、喜怒哀楽を、きちんと受け止めてもらうことで、安心感が育ち、その安心感が自分を発信していく自我に繋がるのではないでしょうか。

我が子とはいえ、自分とは個性や感性も違うでしょう。

その違いを理解していくのは、子育ての難しい過程であるとは想像できますが、駄々をこねたりぐずったりしたときには、あきらめずにその気持ちに少しだけ寄り添ってみて下さい。

我が子とのたわいない会話の中に、何気なく共感出来ることを見つけて頂きたいと思います。


子ども達にとって、お家の方になら、安心して自分の素のままが出せるということがとても大切で、それが根底にあることで、コミュニケーションの力が育つのではないかと思うのです。 


今、学校では、子ども達のSNSを介してのトラブルやゲームへの依存から来る学習意欲の低下が大きな問題になっているそうです。


子ども達の健やかな成長のために避けなければならないのは、ウィルスだけではなさそうです。



 さて、進級、卒園を控えせわしない生活になりがちですが、園では一日一日を惜しむように、大切に子ども達と過ごしていきたいと考えております。
子ども達がお互いの成長を喜び、認め合い、また明日への希望を持って充実した日々が過ごせるように、共に過ごしていきたいと存じます。


 さらに今年度も、若葉会役員並びに保護者の皆様には大きなお力添えを頂きました。
本当に様々な場面でご協力頂き感謝申し上げたいと思います。
有り難うございました。

 新年度も若葉会の皆様と共に、子ども達を中心に据え、教職員一同力を合わせ努力していきたいと存じます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
posted by はやし太郎 at 10:01| Comment(0) | 園だよリ

2020年02月04日

令和2年度 2月のおたより

大寒を過ぎてからようやく朝晩の冷え込みが、厳しくなってきました。


それでも日中陽が差し、園庭が暖かくなると、砂場で遊ぶ子ども達は、必ず水を使って遊び初めます。いつのまにか大きな砂山の周りに川や池が出来たり、ダムを造ったり、とても真冬の遊びとは思えないほど、砂と水で夢中になって遊んでいます。

寒そうなときは、上着を着るように促したりもしますが、私もその子ども達の側にうずくまり、遊びの様子を眺めながら、陽の光を背中に受けると、心地の良い温もりと居心地の良さに包まれます。


そんな日の園庭では、サッカーや鉄棒、バナナおに、ドロケイ、大縄飛びや竹ぽっくり等々、遊びに興じる沢山の子ども達が、右へ左へと機敏に動き回っている様子が目に入ります。

先生達が見守りながら、子ども達の動線に気を配りますが、それでも、「よくもまあ、ぶつからないものだなあ」と、身のこなしの良さに感心してしまいます。


南側の柿や青木、中には大きなタイサンボクの木登りに挑戦したり、アスレチック広場やドングリの森でも遊んでいる姿がありますが、なんと言っても遊び込んでいる年長児達の姿には、特別勢いがあり、挑戦する姿や集中している姿、仲間と関わり、思い切り楽しんでいる様子が際だっています。


それに負けじと年中、年少児達も年長さん達の逞しい姿を目で追いながら、同じようにアスレチック広場で鬼ごっこやかくれんぼ等を楽しんでいる様子です。


また、園舎内を見て回ると、晴れているから外遊びというわけでもなく、様々なごっこ遊びが展開しています。

その過程で子ども達は工作コーナーへ出向き、状況や場面に応じて必要になったものを作り、自分達で調達している様子が見られます。

自分の保育室内だけでなく、他クラスや他学年のお部屋で展開している遊びにも、興味を持って覗いてみたり入れてもらったりする子ども達も見られます。


今、はやし幼稚園の子ども達は、自分で興味のある遊びを見つけられている、そしてどの子ども達も「この幼稚園は自分達のものである」と実感しながら園生活を送っているのではないでしょうか。



常々幼児教育は、子どもの自発的な遊びが基本であると言うことは、お伝えしてきておりますが、子ども達の主体性の芽がもっともっと伸びるように、園の物的、人的環境を整えることの大切さを子ども達のエネルギッシュな姿を通して強く実感できる日常です。

年齢や発達、個性の違う子ども達が、一人ひとりの心の動き(興味や関心)を原動力にして物や人、出来事に出会い、それらと関わり合いながら自我(自分)を築いていく過程は、とても沢山の喜びと困難に出会う道のりだと思います。

けれど、自分の意志力を磨く為にも、子ども達にとって、この園生活が人としての土台を築く時だと思いますので、教職員全体で質の高い保育の環境設定を作っていきたいと思います。



さて、今月は生活展、そして卒園遠足が予定されております。

幼児にとっての造形表現は、その年齢や経験によって多様ですが、描くことが楽しい、創造することが面白いと感じられる経験にしていきたいと考えております。

また、年長児達は、この卒園遠足を自分達で計画し、それを実行します。

当日を迎えるまでの過程も含め仲間や先生との絆の中で、達成感を共有してほしいと考えております。卒園を目の前にした年長児達にとっては、きっと自立と、またもう一つの自律が求められる経験になる事と思います。

詳細については後日お便りにてお知らせ致します。



ここに来て新型コロナウィルス肺炎の発生が騒がれておりますが、得体の知れない病原菌に恐怖心は広がるばかりです。

正しい情報をもとに対処することが何より大切ですが、やはり人混みや密閉された空間(混んだ電車など)は、なるべく避けたほうがよいのかも知れません。

特に幼い子どもは、抵抗力も弱いので人混みなどに出掛けたら、こまめに手洗い、うがいの徹底を気に掛けてあげましょう。

また、インフルエンザや胃腸炎もはやる季節でも有りますので、元気にこの寒さを乗り越えるためにも、大人も子どもも、早寝早起き、朝ごはんが基本です。

ぐっすりよく寝て、栄養のバランスを考えた食事をとりましょう。



 
 


posted by はやし太郎 at 10:24| Comment(0) | 園だよリ