2019年06月26日

令和元年度7月のおたより

今年のバザーは、想定外のアクシデントの中、現執行さんを始めとして、バザー委員さん、さらには昨年度までの執行さんなど旧役員さん達にまでも助けられ、温かい雰囲気に包まれながら、終えることができました。ご協力を頂きました保護者の皆様には、心から御礼申しあげます。そして、今年も子ども達のために、この浄財を活用して下さることと思います。お力添え、誠に有り難うございました。


 さて、6月は、昨年度の卒園児が進学した小学校から交流会のご案内を頂きましたので、年長時の担任と園長ができるだけ伺い、1年生の授業参観と懇談会へ参加して参りました。どこの学校でも、とても子ども達が喜んで迎えてくれました。卒園児達は、授業中、そわそわした様子の中にも、張り切って一生懸命取り組む姿が見られ、その様子に安堵し、嬉しい気持ちで園に帰って参りました。ところで以前と比べ、この交流会へ参加される園がとても増えました。後半の懇談会も、参観についての感想を聞かれるだけではなく、幼稚園や保育園の指導についてや幼児教育の考え方について等の意見交換、更に小学校教育との連携について、グループで話し合うなど、その取り組み方に例年とは、違う変化が見られました。来年度から改訂される小学校の学習指導要領の影響があるのではないかと考えられるのですが、幼稚園教育要領が「遊びを通した総合的な教育であること」そして幼児期の子ども達に育みたい資質・能力の3つの柱の土台に「主体的で対話的な深い学び」があり、それが小学校以降の教育へ繋がることもお話しする機会もあり、これからの小学校教育と幼児教育の連携の重要性を参加者と共有する事に繋がりました。折しも、先日小学校教育における「スタートカリキュラムと幼少連携について」という研修会が、先駆的な取り組みをされている横浜の小学校の校長先生を囲んで行なわれたばかりでしたので、子ども達一人ひとりの成長の道筋が、小学校以降へ、少しでもスムーズに繋がり、確実なものとなる様に幼稚園も力を尽くしていきたいと一層強く感じました。


さて、7月に入り、年少、年中児達は園生活のペースにも慣れ、自分の興味のある遊びを介して、友だちや先生との関わりがだいぶ見られるようになりました。年中児などは、日替わりのように、様々なごっこ遊びで楽しむ様子があり、年少児も自分の気に入った遊具や玩具を介して、または砂場など伸び伸びとした遊び環境の中で、自分から遊びに加わろうとする姿も多くなりました。この時期に催す「夕涼み会」は、友だちや先生との関わり方に、想像の世界を取り込み、「ことばのやりとりを重ねる面白さ」を楽しめるようになってきた年中児にとっては、何よりの経験となるでしょう。夕闇の幼稚園の中で起こる出来事に、子ども達は想像力を働かせて、仲間とイメージを共有しながら、ファンタジックな時間を過ごします。年少児達も、友だちや先生、頼りになるお兄さん、お姉さん達と一緒にワクワクする出来事を楽しむこととなります。この夕涼み会では、どの子もが主人公になって物語を創り上げていきますが、当日まで、何が起こるかは、お楽しみです。又、年長児のお泊まり会ですが、ここまで一人ひとりの内面に、ゆっくりと育ってきた自立心が、お泊まり会で仲間や先生と心を通わせ、支え合うことで、互いを認め合い、自分を信じる力への一歩となる事と思います。そうあるように、私たちは、子ども達と真正面から向き合い、じっくりと付き合って3日間過ごしてきたいと考えておりますので、どうぞ安心してお子様を委ねていただきたいと思います。ご協力を宜しくお願い致します。


最後に、もうすぐ夏休みに入りますが、子どもにとって夏休みは、ご家族で、少しゆったりと過ごす生活を送ることで、子どもの心が解放され、沢山のエネルギーを蓄えることができると言われています。特別なことではなく、日々の生活の中で、こどもを時間で追い立てず、大人時間に付き合わせずに「こどものペース」を見極めていただけるようにお過ごしください。きっと何気ない生活の中で、我が子の良さを沢山見つけることができるのではないでしょうか。暑い中、ついいらいらしてしまうこともあるかと思いますが、我が子と一緒に、朝のお散歩をしてみたり、朝食のお手伝いなど生活リズムを作ってみると良いかもしれません。どうぞご家族で、健やかな、楽しい夏休みをお過ごしください。
posted by はやし太郎 at 14:12| Comment(0) | 園だよリ

令和元年度6月のおたより

先週末から5月の陽気とは思えないほどの暑い日が続いています。市内の小中学校でも運動会の取り組みに配慮を余儀なくされて、時間を変更するなど工夫をされているようです。これからも観測史上を賑わすような天候の不順や急変に対して、未来を背負っていく子ども達は、自分達の星「地球」とどのように付き合っていけばよいのでしょうか。大きな課題が沢山あるように感じます。それにつけてもまだ「暑さ」に慣れていない身体でもありますので、日々、室内外の保育環境を細やかに見ながら、子ども達の健康管理を徹底していきたいと思います。


そんな中、26日に父親会議主催で新入園児歓迎会と総会が開かれました。大変暑い中でしたが、参加者の皆さんと一日幼稚園で楽しく過ごすことが出来ました。園庭は熱い陽射しが照り返すような状況でもアスレチックや日陰は風が通ると、とても涼しく過ごしやすく、朝から元気一杯の子ども達が太陽と緑の中で、生き生きはつらつとする姿に触れ、ほっとしたひとときでした。暑い中、お手伝いを快くして下さった皆様、本当に有り難うございました。


また、今月末21日(金)は若葉会のバザーです。保護者の皆様が一同に力を合わせて、開催する大きな催しですが、このバザーの収益を子ども達の教育活動への支援として活用下さっていることに心から感謝申し上げたいと思います。毎年開催して下さる「お楽しみ会」を始めとして、若葉会の皆様が園の教育にたいして、高い関心を持って下さっていることを私たち教職員も、嬉しく感じております。保護者の皆様と幼児教育に対する価値観を共有しながら、これからも日々の保育に力を注ぎたいと存じます。


さて、今月も少し園の教育目標と新幼稚園教育要領について、お話をしたいと思います。これからの学校教育が幼児教育からスタートして小学校以降の教育へと接続が図られる事になったことから、「かかわり」ということが重要なキーワードになるのではないかと言われています。それは、学校と社会が連携・協働しながら新しい時代に求められる資質・能力をより良い社会を創る担い手としての子ども達に育むことが求められている、ということからも覗えます。この資質能力には3つの柱があるのですが、その中のひとつ 「学びに向かう力・人間性」の育成とあるのですが、心情、意欲、態度が育つ中でいかに「より良い生活を育むか」ということが求められているのです。学園の教育目標の中では「自分の力で考え行動できる積極的で粘り強いこども」の項目にとても関連するところだと考えております

最近の園での子ども達は、入園、進級で新しい環境になり、誰もが周りを探りながら自分の居場所や興味のあることを見つけつつあるところだと思います。そこで必ず出会うのは「もの・事・人」との出会いであり、「かかわり」です。どの子も、それらとのかかわり方を自分なりに模索したり、先生に助けてもらいながら触れてみたり、関わってみたりを繰り返している毎日です。その場ではその子にとっての葛藤も、戸惑いもあるのですが、自由な遊びとその遊びを介して出会う仲間との中で、様々な「かかわる経験」を積みながら試行錯誤し、主体的にかかわることを学び、自分らしさ(人としてのオリジナリティ)を創るために幼稚園生活を過ごしているのです。

昨今、世界的に求められている教育観は、幼児教育にその基礎が培われると言われています。そして、幼児教育の基本は遊びを通して行なわれるものなのですが、つまりは幼児期に質の高い本当の意味での「あそび」の環境が求められているのです。幼児教育で言うところの「あそび」とは、子ども達の好奇心に基づいた行動とも言えるでしょう。更に自ら興味を持ってかかわり、取り組むあそびには、必ず繰り返しがついてくるのです。飽きることなく繰り返す中で、物事の変化に気づき、その面白さを追求する中で、自分なりの達成感に出会うことが出来るのが「遊び」です。まさに粘り強く探求することに面白さを感じながら子ども達は遊ぶのです。学びに向かう力、人間性の育成とは、様々な「かかわり」を通して「遊び込む」ことのできる力から生み出されていくということではないでしょうか。
posted by はやし太郎 at 14:10| Comment(0) | 園だよリ

令和元年度5月のおたより

♪春の小川はさらさらいくよ、岸のスミレやレンゲの花に、

姿優しく、色美しく、咲けよ咲けよと、ささやきながら〜♪

唱歌“春の小川”ですが、この歌を彷彿とさせる景色が、この厚木にはまだまだ沢山見られます。先日、恩曾川のほとりに鯉のぼりが気持ちよくはためき、その川縁を散策する親子の姿を見かけ、なんて美しい風景だろうか、と心から感じ入りました。図らずもその日の午後、ある老人ホームで開かれた学園の卒園児達が出演したバイオリンのコンサートで、この歌をお年寄りの方達と共に唄う機会に恵まれ、この国には美しい景色を美しい言葉で称える文化があり、誰もが一緒に口ずさむ事が出来る歌として、存在しているということに感動致しました。今はあまり歌われることが無くなりつつあるようですが、故郷を大切に思う気持ちと共に継いでいく豊かな心、感性を子ども達に少しでも伝えていきたいと感じました。

 幼稚園の子ども達の姿へ目をとめると、園庭で泳ぐ鯉のぼりの下で、思い思いのあそびに吸い込まれるように、意識が向く子どももいれば、まだ、お母さんの姿を追い求める気持ちを切り替えられず、先生につれられて園庭やアスレチック広場へお散歩にでて、気分を持ち直している姿も見かけます。そんな様子のお子様にとっては、ここで長いお休みに入りますので、少し園生活から離れることで、また、お家のペースに戻ることになるかもしれません。けれど、そこは、あまりご心配されることは無いと思います。入園してからたった数週間でも、「自分で見る、自分でやる」という経験は、確実に前に進む力になっているはずです。今までの、「やってもらうこと、やらされること」とは違う「自分が」という意識への変化が「自我」の獲得への一歩だと思いますし、新しい世界へ一歩踏み出すことに、不安を感じ、抵抗し、躊躇する姿も「成長の証」と受け止めていただければと思います。

さて、少し堅い話になりますが、幼稚園の教育目標はご存じの通り、『心豊かにたくましく』です。この言葉には、具体的に3つの柱が添えられているのですが、最初に「豊かな感性に裏付けられた、健やかな心と身体を持った子ども」とあります。これは、子ども達が自分のやりたいことに向かって心と身体を十分に働かせ、見通しを持って行動が出来るような園生活、環境の中で、子ども達自らが健康で安全な生活を作ろうとする意思を育てることであると考えております。そして豊かな感性の育ちの為には、幼児の特性でもある「好奇心」というエネルギーを充分に働かせる経験をすることで、子ども一人ひとりの「感じる心、動く心、健やかな心」を育むことができると考えております。純粋にわき上がる好奇心が新しい世界の扉を開け、前に進み、物事を動かす原動力となり、人類の歴史を作ってきたとも言えるのではないでしょうか。そう考えると幼児期には、子どもの好奇心(やってみたい)が認められ、それを、より高める経験(質の高いあそびのある環境)をすることで、子ども達が充実感をもって一日一日を積み上げていくことが出来るということが大切なのです。そして、そんな日々が、より良く生きようとする力を子ども達の心の中に育むのだと考えます。だからこそ、私たちの幼稚園生活の中心には、子どもの「主体的なあそび」があるのです。「幼児教育は主体的なあそびを通して行なわれる」と新教育要領にも記載されておりますが、『あそび』の質がこれからの幼児教育で最も注目されているところではないでしょうか。これからも教職員と共に新しい幼児教育を学び合い、36年前に策定した学園の教育目標と、新しい認定こども園・幼稚園教育要領の求める幼児教育との整合性を確認し、検証していきたいと考えております。


最後に、平成31年度若葉会の役員としてご協力を頂いた皆様に心からお礼申し上げたいと存じます。誠に有り難うございました。まもなく令和元年となりますが、この新年号のように、今年も新役員の皆様を始めとして、保護者の皆様とは、心を寄せ合い和やかな若葉会の活動となるように、私たち教職員一同も力を尽くして参りたいと存じますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます
posted by はやし太郎 at 14:07| Comment(0) | 園だよリ